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"ダンス営業規制法" の乱暴な余波


最近日本から届く情報には、いろいろと考えさせられる内容のものが多い。


風営法による "ダンス営業規制法" が、
タンゴをはじめとする、男女ペアで踊るダンスを楽しむ大人の男女の集まりにも待ったをかけた。
「享楽的雰囲気が過度にわたる可能性がある」
というのが警視庁の見解だそう。

Go to 朝日新聞デジタル タンゴもダメなのか 警察庁「享楽的雰囲気が過度」

女子中高生などを含む子どもたちを性産業や性犯罪から守る、
ことを目的としているなら、
この法は必要だし、きちんと機能してほしいと思う。
しかし、
大人の男女が身体をつけてダンスを楽しむことを、法で規制するのはおかしい。
享楽的雰囲気、って言うけど、そもそも、享楽や官能は芸術的表現の一要素だ。
おカネを払って女子高生の身体を触りたいオッサンたちやそれでカネ儲けする人々と、
趣味や芸術やあるいはスポーツとしてダンスを楽しむ男女とを一緒くたにしているのなら、
あまりにも乱暴すぎる。


もう1件、
神奈川県逗子市議会が "海岸での音楽一切禁止" を条例化しようとしている、という。

Go to change org. 音楽文化を規制する逗子市議会の「海岸での音楽禁止の条例化」に反対!

これも "ダンス営業規制法" につながっているようで、
ライヴで集客したり、音楽をかけて客を踊らせる "海の家のクラブ化" を懸念しているのだそう。

モラルの低下が問題なら、
音を出してよい時間を制限したり、ライヴやダンス営業を事前申請の許可制にする、
などの方法もあると思う。
(そういう条例はすでにあるのかもしれないが)
しかしこの条例は、"海岸で音楽を鳴らすことを一切禁止" するものらしい。
この条例も、あまりにも乱暴すぎる。


そもそも、
ダンスや音楽は、
太古の昔からなんらかの形で "人の生死" と寄り添ってきた文化だ。
精巧な楽器やコンピューターやスピーカーなんかなくたって、
人々は手を叩き、木を叩き、足を鳴らし、声を出し、首を振り、腰をくねらせ、口笛を吹き、、、、、
喜びや悲しみや愛を表現したり、祝ったり願ったり祈ったりしてきた。
ダンスも音楽も、今では手法もジャンルも複雑で多岐に渡るけれども、
人のこころから生まれ、人のこころを動かすことには変わりない。


上の2件の法案とは全く関係ないが、
日本に一時帰国した際に、ちょっと驚いたことがあった。
テレビのCMや雑誌や新聞などの広告に、いちいち但し書きが出ていたこと。
"すべての方が爽快に感じるわけではありません"
だの、
"これはCM用に特殊撮影された映像です"
だの、
一言一句を覚えているわけではないが、だいたいそんなようなことだった。
当たり前のこと(だと私は思う)をいちいち断らなければ文句を言うお人がいらっしゃる、
ということなの?
なんだか背筋が寒くなるような気がした。

モラルというのは決まりがあるから守るのではなく、
思いやりや心遣いといった、人の心から湧き出るものだと信じたい。
そこには、ユーモアがあったっていいと思う。


こちらの人に、
"日本とブラジル、どっちが好き?"
とか、
"日本とブラジル、どっちがいい国だと思う?"
とか、訊かれることがよくある。
んなもん、日本人なんだから日本の方がスイスイ泳げていいに決まってる。
しかしだ、
ここに住まわせていただいている以上、ここの人々にも敬意を払い、
"どっちも好き"
"どっちにも良いところと悪いところがある"
などと、いつもごにょごにょお茶を濁す。
これがほんとのところだったりもするし。。。
だいたい、
あまりにも両極端すぎて、客観的に眺めてみても比べようがない。

ただ、漠然と感じることは、ある。
日本は "生活" するにはとても便利で快適だが "生きる" のはむずかしいな。と。
ブラジルはこの逆だな。笑。
"生活" するのはとても不便で不快で不条理なことが多いが、"生きている" 実感はある。


人が、人生を "生きる" ってどういうことなんだろう。
"生きる" ことに関わることまで法に管理されなければならない、そんな時代が来たのだろうか。






12 de novembro de 2013
"ダンス営業規制法" の乱暴な余波
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