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Eleições 2014 ブラジル大統領選挙のわかりやすい結果


2014年10月5日(日)は、
ブラジル大統領・上院議員・下院議員・州知事・州議会議員選挙投票日だった。
4年に一度の大統領選挙は、サッカーワールドカップの年と同じなのでわかりやすい。
ワールドカップでお祭り騒ぎした後、選挙でまたもお祭り騒ぎ。

ブラジルでは、選挙投票は18歳から70歳までの全国民の “義務” と定められており、
(16~17歳と70歳以上は "義務" ではなく "権利" があり、自由)
棄権する場合も、棄権票を投じに投票所に赴かなければならない。
投票率もなにも、誰もが投票所に行くのが "当たり前" になっているので、
投票日の日曜は、全国津々浦々山々密林々々、一種のお祭りみたいな雰囲気が漂う。
なにごともお祭りにしてしまうブラジルの民たちのカーニバル体質は、選挙にも発揮されるのだ。

非識字者の多いブラジルでは、投票はすべて電子投票。

Go to ブラジルの電子投票と選挙運動

電子投票システムは結果集計もスピーディーなので、
17:00に閉め切られた投票の結果は、その日のうちに出そろってしまった。

今回は、前述のとおり、大統領・上院議員・下院議員・州知事・州議会議員の選挙。
それぞれ1名ずつ、計5名に投票する。
大統領と州知事は、票獲得トップとなった候補者が全体の50%を超えなかった場合、
1位と2位の候補者で、後日(10月26日)決選投票が行われる。

で、
結果は、、、、、
ここパラナ州の州知事は、
1位の PSDB(ペーエスィデーベー=ブラジル社会民主党)の Beto Richa(ベト・ヒッシャ)氏が、
55.67%を獲得し再選を果たした。

全国で見ると、5日の第一回投票で州知事が決定した州は、全体の半分ほど。


そして、、、、、、
他国からも注目されていた大統領だが、、、



g1.globo.com より candidatos a presidente(大統領候補者)
2014.10.08-02 Eleições 2014 ブラジル大統領選挙のわかりやすい結果 01



上の11名の候補者がいたが、実質的には、

現大統領 Dilma Rousseff(ヂウマ・ホウセッフィ)- PT(ペーテー=労働者党)
Aécio Neves(アエースィオ・ネヴィス)- PSDB(ペーエスィデーベー=ブラジル社会民主党)
Marina Silva(マリーナ・スィウヴァ)- PSB(ペーエスィベー=ブラジル社会党)

3人の闘いだった。

結果は、、、



eleicoes2014.com.br より
resultados das eleições 2014 para presidente(2014年大統領選挙結果)
2014.10.08-02 Eleições 2014 ブラジル大統領選挙のわかりやすい結果 02



“たら” ”れば” はあり得ないが、、、、、

Marina Silva(マリーナ・スィウヴァ)が結党を申請したのに PT政権に却下されてしまった新党が、
もしも結党されていて、そこから出馬していたら、、、、、

結党が許可されなかったマリーナが身を寄せた PSB(ブラジル社会党)の、
大統領候補だったEduardo Campos(エドゥアルド・カンポス)が、
8月13日、選挙運動が本格化しはじめたタイミングでセスナの事故で亡くなる、
などという悲劇が起こらず、
Eduardo が大統領、Marina が副大統領、というコンビのまま選挙に挑んでいたら、、、、、

もう少し結果が違っていたかもしれないな、などとも想ふ。


個人的な本音を申せば、
5日の選挙で Dilma(ヂウマ)現大統領が再選されなくて、ほっとした。
選挙権は持っていないけれど、
4年前の前回大統領選挙のときから Marina Silva(マリーナ・スィウヴァ)を応援している。
約5人に1人の票を獲得した健闘に、拍手を送りたい。
2010.10.31記事 Eleições 2010 ブラジル史上初の女性大統領誕生 もご参照くだされ。


ブラジルの選挙は、貧富の差による人口分布を反映していて、
選挙運動や票獲得のための政策も、その狙いが実にわかりやすい。

上述のように、投票は全国民の “義務” 。
となれば、圧倒的に人口の多い貧困層・超貧困層の票を獲得すれば当選できる。
当然、その層の人々の♡をつかむ作戦に出る。
特に、現政権 PT(ペーテー=労働者党)は明らかにそこだけに狙いを絞っている。ように見える。
そのため、圧倒的に北部・北東部の貧しい地域に絶大な人気がある。
貧しい層の人々は、日々の食べるものだけで精一杯。
教育も受けていない場合が多いので、心をつかむのは簡単なのだ。

悪い言い方だが、、、、、
小銭を配ればいい。

○○手当、○○援助金、牛乳などの飲食品。
その向こう側で巨額の不正があっても彼らは気づかず、手当を続けてほしいがために投票する。

その結果は、手当と選挙結果の色分け地図を見れば、一目瞭然だ。



Folha da Manhã より
2014.10.08-02 Eleições 2014 ブラジル大統領選挙のわかりやすい結果 03
右の地図の赤:人口の25%以上が手当を受け取っている州
     青:25%未満
左の地図の赤:5日の選挙での獲得票数1位が Dilma(ヂウマ)PT(労働者党)
     青: 〃  〃   〃   〃 Aécio(アエースィオ)PSDB(ブラジル社会民主党)
     オレンジ: 〃   〃   〃 Marina(マリーナ)PSB(ブラジル社会党)



小さな得をして、実は大損をしている。騙されている。
手当も必要だけれども、打ち切られたらまた困る。
それよりも、不正で消えた大金で医療(国民保険)や教育を保証してもらったほうが、
子や孫やひ孫の代に生活がもっとよくなる、ということに考えが及ばない。
選挙のたびに、どの党の候補者たちも繰り返し繰り返し
“医療!教育!治安!”
と、同じことを声高らかに謳うが、
政府は、”貧しい人々はこの先も貧しく、教育レベルも低いまま” のほうが、”やりやすい” のだ。


で、
10月26日の決選投票は、
Dilma(ヂウマ) 対 Aécio(アエースィオ)
となったわけだが、
Marina(マリーナ)に投票した方はおそらく PT(労働者党)にうんざりしている方々だと思うので、
その票が Aécio に行けば、PT政権を倒せる可能性が出てきた。


Aécio Neves(アエースィオ・ネヴィス)の所属するPSDB(ペーエスィデーベー=ブラジル社会民主党)は、
1995年から2期連続8年間大統領を務めた、
Fernando Henrique Cardoso(フェルナンド・エンヒーキ・カルドーゾ)の党。
それまで、1942年から1994年の間に7回も通貨が変わり、その度に経済破綻していたのを、
大蔵大臣だったフェルナンド・エンヒーキが打ち出した real(ヘアウ)政策により、
経済が一応の落ち着きを見せ、
それから現在に至る20年の間、ブラジルの通貨は real(ヘアウ)のまま安定している。
日本人の私から見れば今もインフレはひどいが、
1日に値札のゼロが2つも3つも増えてしまうようなかつての狂気じみたインフレではない。

しかし、党の度重なる不正や貧富の差が広がる一方なことに不満が噴き出していた2002年の選挙で、
工場の低給労働者出身の Lula(ルーラ)に人気が集まり、
彼を中心とする “貧しい者たちの味方” PT(ペーテー=労働者党)に期待が高まったのだが、
結局、2期大統領を務めたルーラ、その後ブラジル初の女性大統領となったジウマと、
3期12年の間にどんどん化けの皮がはがれてしまった感じ。

確かに、最低給与を年々上げたり、各種手当を実施したり、公共住宅購入援助をしたり、
一見、PTは貧しい者を助ける政策をしているように見える。
が、
一方で、利権、根回しに巨額の税金を投入しすぎ、大規模な不正疑惑も後を絶たない。
まず法外な予算を取り、
安く質の悪い建材で身内の素人責任者が身内の建設会社を使って建築するため崩壊や事故が多い、
というお得意のやり方は、このワールドカップ開催準備で非常にわかりやすく噴出した。
不正や根回しや利権確保に大金を使ってしまうため、肝心の医療、教育、治安には手が行き届かない。
そんなデタラメを続け、貧しい人々に小銭の手当を配ってニコニコいいことばっかり言う PT(労働者党)に、
"ワケのわかっている" 層の人々はほとほと嫌気がさしてきている、この時期の大事な選挙。

もちろん他党が政権を握っていた時代も、
度重なる不正疑惑浮上と、
そのたびに、
“裁判も含めてうやむやにできる自分たちの身を守るための法律” を駆使して逃げ切るシステムは同じだが、
やることはやって不正をするのと、
まず取れるだけ取ってやるべきことができなくなってしまう、
みたいな差があるように思える。


“医療、教育、治安”
“腐敗と闘います”

不正疑惑で証拠が挙がったり、選挙のたびに同じことを言って、そのたびに当選している政治家たち。
結局、
いつもと同じような顔ぶれで立ち位置が変わるだけかもしれないな。

私は選挙権を持っていない。
けれども、
この国が少しでもよくなるよう、暮らしやすくなるよう、願っている。





Eu não tenho o título de eleitor mas estou torcendo para que este país melhore.

“Tem que mudar”
“Vai melhorar”
“Saúde, educação e segurança”
“Contra corrupção”

Cada vez que tem eleições, cada candidato promete a mesma coisa.
Chega !!!
Não espero que este país se torne “um país maravilhoso”, mas que seja “um país justo” pelo mesmos.

Boa eleições para vocês!!!






05 de outubro de 2014
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