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再びデモに参加して “ビッグチャンス!!”


3月15日の全国一斉大規模デモ活動から4週間。

度重なる大規模汚職
PT(ペーテー=労働者党、2003年のルーラ大統領から今年で4期目に入った現政権)
Dilma Rousseff(ジウマ・ホウセッフィ)大統領

(※日本では "ルセフ大統領" と表記・報道されている)

に抗議する、今年第2回目の全国一斉大規模デモ活動が、4月12日(日)に行われた。

前回 3月15日のデモの様子と、その背景にある根深く複雑な泥沼については、
Go to デモに参加して “Lava Jato” Que país é este?


この1ヶ月間の大統領・各大臣などの発言や党の広報活動を見る限り、さほど響いてなさそうだ。
相変わらず、
“我々 PT(労働者党)が貧しい人々やカラードの人々にどれだけ救済政策を取っているか”、
“汚職は我々に始まったことではなく、ずっと続いてきたこと”
など、見当違いな言い逃れをしている。

Dilma Rousseff(ジウマ・ホウセッフィ)大統領は、
PETROBRAS(ペトロブラス)の未曾有の不正が行われていた当時ご自分が最高責任者であったことなど、
みじんも気にしていらっしゃらないご様子。
国民の怒りの矛先を変えるためなのか、とりあえず党の経理責任者が逮捕されたが、
もし有罪になったとしても大きな罰が与えられることはないだろう。


2015年4月12日(日)
今回も、
地元 Curitiba(クリチーバ、パラナ州都)のデモ活動に参加してきた。
全国的に参加者数は前回の半分ぐらいにしか達せず、
ここクリチーバでも、前回の10万人と比べて4万人と、参加者数はぐっと減ってしまった。
しかし、声を上げ続けようという市民たちの意気込みは、前回同様のものだった。



集合場所は前回と同じ、セントロのサントス・アンドゥラージ広場。
2015.04.17 再びデモに参加して “ビッグチャンス!!” 01



PM(軍警察)が警備に当たるが、今回も特に混乱はなく、終始平和な抗議活動だった。
2015.04.17 再びデモに参加して “ビッグチャンス!!” 02



ブラジルを想う魂も心もたったひとつ。
2015.04.17 再びデモに参加して “ビッグチャンス!!” 03



2015.04.17 再びデモに参加して “ビッグチャンス!!” 04



ブラジルカラーに身を包んだ人々であふれかえる、クリチーバのセントロ。



2015.04.17 再びデモに参加して “ビッグチャンス!!” 05



デモ活動をしたからと言ってすぐになにかが変わるわけではないのだが、
なにもしなくてはなにも変わらない。
なんらかの形で “我々は怒っている。いい加減にしろ” の意を表明しなければならない。
そういう意味でこの全国一斉大規模デモ活動は意義のあることだし、今後も続けていくべきだと思う。

のだが、
一歩引いて冷静に事態を眺めてみると、
たとえ政権交代が実現したとしても、これまでの繰り返しになるだけではないか。

PT(労働者党)がおっしゃっている “汚職は我々に始まったことではなく、ずっと続いてきたこと”
というのはまったくその通りであり、
現在もおそらく党派に関わらず相当な “トク” をしていると思われる。

それに、
前回・今回の全国一斉大規模デモ活動を仕掛けている “元締め” は野党勢力であること、
デモ活動と連動して、TV等メディアを使った各野党の広報活動が気持ち悪い勢いで活発化していること、
を考え合わせると、
2002年の大統領選で PT(労働者党)に政権を奪われ、
去年の大統領選の決選投票でジウマに僅差で敗れた Aécio Neves(アエースィオ・ネヴィス)を擁する、
PSDB(ペー・エスィ・デー・ベー=ブラジル社会民主党)が政権奪回に向けて国民を扇動している、
それ以外の野党もそこに引っ付いて大臣などの要職を得ようとしている、
という構図も見えてくる。


国民の不満や怒りが沸騰している時は、勢力図をひっくり返して政権を握るビッグチャンス。
期待が持てる要素とカリスマ性のあるリーダーが出てくれば、
次期大統領選で過半数を獲得するのは難しくなさそうだ。

そういう意味で、このようなチャンスをモノにして人々の心をつかみ国のトップに躍り出たのが、
2002年の大統領選挙で当選し、2003年から2期8年間の任期を務めた PT(労働者党)のルーラ元大統領だった。
彼には “カリスマ性” は、あった。

ご自身が貧困層出身で工場の低給労働者だったことで、庶民生活向上を真に考えてくれそうな気にさせた。
改革への情熱がありそうに見えた。
稀に有罪になったとしても軽い刑罰しか受けないで済むようになっている汚職事件や、
ますます広がる貧富の差、医療・教育・治安などの悪化、
などにうんざりしていた人々の心をつかみ、
貧しい層の人々だけでなく、当時は中流・上流層やインテリ層の一部からも支持され、
堂々の当選を果たしたのだ。

それが、、、フタを開けてみたら、、、
それまでのやり方よりももっとあからさまに、もっと大胆に、
人口の大多数を占める貧困層の票集めのための政策に終始して、やるべきことはやらず身内だけ大儲けする、
というとんでもない場当たり的な政治を展開。
結果、さらなる税アップやインフレを引き起こし、以前と比べて加速度的に事態が悪化してしまった。
せっかく 2014W杯開催という "変われるチャンス" があったのに。
無駄にしたどころか、W杯を利用した "大儲け" による "損失" は、巨大だった。

Go to 泥棒と詐欺師のワールドカップ


2002年の選挙時の、アノ国民の期待は、大きく裏切られたという結末。


今回の一連の反政府運動に参加したり眺めたりしていて一番もどかしいのは、
賢く、リーダーシップも勇気も決断力もあり、本気で社会の仕組みを改良しようという新しい “カリスマ” が、
出てきていない、ということ。

これまでの候補者で言えば、
前々回と前回の大統領選挙で私が注目していたのは Marina Silva(マリーナ・スィウヴァ)女史。
ルーラ元大統領同様貧困層出身で、元々は PT(労働者党)党員だった。
ルーラ元大統領の下では環境大臣を務めていたが、
度重なる巨額の汚職で国民を欺いているあまりにもヒドい党のやり方に抗議し、離党。
大臣の席も放棄した。
大統領候補者たちの中で一番マトモ(言い換えれば “当たり前”)なことをなさろうとしているように見えたが、
いまひとつ、カリスマ性には欠けるのかもしれない。


同じような意志を持つ仲間や各分野の専門家やスポンサーをどんどん巻き込む台風の目のような、
良心と知性を持つ “カリスマ” の出現が、本当に本当に待たれるところだ。

今までの政界との癒着もなくキレイな身で、
ブラジルを変えてやろう!
という野心と情熱を持っているお方がいるとしたら、

今だ!こんな絶好のチャンスはない!ぞ!


その点、庶民は強い。
チャンスを逃さない。

前回のデモのときにも飲食品などを売り歩く人々の姿は見られたが、
今回は前回にも増して、デモ行進コースにはたくさんの物売りが見られた。



押し合いへし合いの中 espetinho(エスペチーニョ=肉類の串焼き)を焼いて売っている。
コンロに人々がくっついているけど、熱くないのかな。
歩道にごちゃごちゃとブラジルグッズを広げていたり。



2015.04.17 再びデモに参加して “ビッグチャンス!!” 06



ハエやハチがブンブンの、甘~いものもある。
cocada(コッカーダ=ココナッツのお菓子)、
pé de moleque(ペー・ジ・モレーキ=ピーナッツのお菓子)など。
ビールはともかく、ウイスキーやウォッカまで売りながら一緒に行進するおじさん。
首からはコードレスのカード機をぶら下げており、デビットやクレジットのカードも使える。
ブラジルTシャツや国旗、それにブブゼラまで。
まるで copa(コッパ=W杯)のときのよう。



2015.04.17 再びデモに参加して “ビッグチャンス!!” 07



そう言えば、
幹線道路で事故や工事渋滞になると、
飲み物やスナック、手作りのお菓子などを売る人がどこからともなくやって来る。
民家などおよそなさそうなポイントでも、
重い “売り物” を担いで、あるいは自転車やリヤカーを引いて、やって来る。
"商売の許可証を持っていない" とか、"ボッってる" とか、"不潔かも" とか、
そういうカタいことはこの際置いといて。。。。。
この3点につきましては、庶民よりもお偉い方々のほうがよっっっぽどヒドいし。

ギリギリの苦しい生活を強いられている人々の、
"ちっさなチャンス" も逃さないそういうたくましさは、
ときに眩しい。






12 de abril de 2015
再びデモに参加して “ビッグチャンス!!”
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