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LENINE “CARBONO”


2011年の “Chão”(シャォン=地面)から4年。

次になにをやってくれるのか、、、、、
常にドキドキな Lenine(レニーニ)の、2015年4月末リリースの新譜。

CARBONO(カルボーノ=炭素)

リリースから約5か月が経ち、
曲たちが、体の細胞の隅々まで沁み込んで、活発に活動中。


このジャケットは、
レコーディングスタジオを訪れた造形アーティスト José Carlos Lollo(ジョゼ・カルロス・ロロ)が、
鉛筆で描き上げたもの。



2015.10.07_01 LENINE “CARBONO”



レニーニは、
“ミュージシャンにならなかったら化学者になっていた”
と語っている。
化学ほどおもしろいと思った学問はない、と。

今回のアルバムタイトルがなぜ “Carbono”(炭素)なのか。

レニーニのアルバム制作は、ほとんどが、

“まずテーマありき”

なのだ。

書きためていた曲を集めてアルバムにするのではなく、
まずキーワードとなる言葉や映像や物語などのテーマがあり、
そのイメージの中で曲を作り、最終的にアルバムになる。

今回もしかり。

曲はすべて、Carbono(炭素)というプロジェクトのイメージがかたまった後に作られた。
“todas as canções falam sob a égide do carbono, isso é intencional"
(すべての曲はカルボーノの庇護の下で語っている。それは意図的なこと)

このプロジェクトは、
“tentativa de um romance musical"
(音楽的ロマンスの試み)


ここで、炭素について復習だ。
(大昔に学習した “ハズ” なので見栄を張って “復習” としたが、ほとんど憶えておりませぬ)

炭素は、有機物の基本であり、すべての生物の構成材料となっている。
また、石油・石炭・天然ガスなどのエネルギー原料、二酸化炭素など、身近な物質も炭素でできているものが多い。
炭素の大きな特徴は、他の元素と結びつきやすいこと。
炭素の化合物は、約5400万種にも及ぶのだとか。
炭素の同素体は、自然界でもっとも硬いと言われるダイヤモンドから、柔らかいグラファイトまで、
幅も広く、その結合は非常に安定していて、丈夫。

と、いうことなので、
この、我々人間にとってもっとも親しみのある重要な元素には、無限の可能性がありそうな気がしてくる。


ということを踏まえつつ、、、、、

なぜ、このアルバムタイトルが Carbono(炭素)なのか。

レニーニご自身が Carbono(炭素)なのだ。

彼の生み出す幅の広いメロディーは、
すごく堅強かつ頑固でありながら、一方でとても柔軟な音の化学変化を可能にする。
これまでも、特にライブでの音の化学変化には目を(耳を?)見張るものがあったが、
この新譜は、それがとてもわかりやすい形で大きな特徴となっている。

すなわち、
曲ごとに、他の元素(ミュージシャン)と結合し、新たな炭素化合物(サウンド)が生まれている。

他の元素も、"炭素" 同様、個性的。
Salvador(サウヴァドール、バイーア州都)の打楽器・管楽器集団
Letieres Leite & Orkestra Rumpilezz(レチエリス・レイチ&オルケストラ・フンピレス)、
(Go to Letieres Leite & Orkestra Rumpilezz
レニーニと同郷で、故シコ・サイエンスを中心にマンゲ・ビートのムーヴメントを起こした
Nação Zumbi(ナッサォン・ズンビ)、
レニーニとのコラボ・プロジェクト "The Bridge" でレニーニをサポート、ブラジル内外でツアーをした、
オランダの Martin Fondse(マーティン・フォンズ)のオーケストラ、
などなど。。。。。
そして、
ご長男 João Cavalcanti(ジョァォン・カヴァウカンチ)
ご次男 Bruno Giorgi(ブルーノ・ジオルジ)に加えて、
ご三男 Bernardo Pimentel(ベルナルド・ピメンテウ)も。


けれどもやっぱり、
どこから切っても、頑固な炭素(レニーニ節)が基礎となっている。

ほんとに、ダイヤモンドからグラファイトまで!だ!



Lenine - Grafite Diamante(グラフィッチ・ヂアマンチ=グラファイト・ダイヤモンド)
2015年9月の Rock in Rio にて

おなじみの従来のサポートバンド
ドラム:Pantico Rocha(パンチーコ・ホッシャ)
ベース:Guila(ギラ)
ギター:JR Tostoi(ジュニオール・トストイ)
バンドリン:Bruno Giorgi(レニーニのご次男 ブルーノ・ジオルジ)

盟友 パンデイロの Marcos Suzano(マルコス・スザーノ)、
ソプラノサックスは Carlos Malta(カルロス・マウタ)だ。



ひゃ~っ!
今回も、カッケーッ!


レコーディングは、リオ、サンパウロ、サウヴァドール、そしてオランダのアムステルダムで。
始動からわずか2ヶ月で、マスタリングまで終了してしまった。
その上、
アルバムリリースと同時にツアーも開始。

レニーニいわく、
“無菌環境で1枚のアルバムに感情を注入する” レコーディングと、
“ステージでの感情の宇宙を、また違った拡大鏡で見る”
という、本来なら二段階のプロセスが、今回は同時に進行した。
こんな TSUNAMI のような展開は、今回のアルバムが初めて。
とのこと。



“Carbono”(カルボーノ)リリース時に行われたライヴより。
後半、
1999年の名盤 “Na Pressão” の "Rua da Passagem (Trânsito)" が混ざってくるおもしろさ。
リリースした時点ですでに、化学変化を起こしている。
Lenine - Quem Leva a Vida Sou Eu





アルバムプロデュースは、前作同様、
Lenine(レニーニご本人)
JR Tostoi(長年レニーニをサポートするギタリスト、ジュニオール・トストイ)
Bruno Giorgi(レニーニのご次男、前作からツアーメンバーでもあるブルーノ・ジオルジ)

打楽器なしでリズムのうねりを生み出す、
有機的なサウンドを試みた前作 “Chão”(シャォン=地面)との大きな違いは、
パーカッションとドラムが復活したこと。

今回のアルバムについて、
レニーニご本人も “mais pernambucano”(よりペルナンブッコ色の強い)とおっしゃっているように、
maracatu(マラカトゥ)、frevo(フレヴォ)、ciranda(スィランダ)
といった、出身地ペルナンブッコ州独特のダンス・リズム音楽のフレーバーがちりばめられている。



レニーニと同じ、ペルナンブッコ州都 Recife(ヘスィーフィ)出身の、
Nação Zumbi(ナッサォン・ズンビ)とのコラボ。
Lenine - Cupim de Ferro





今回のアルバムリリースにあたり、各メディアに登場するレニーニのコメント等を聞くと、
“Não cheguei sozinho”
(一人でここまで来たのではない。つまり、多くの人々のおかげ、ということ)
と、繰り返しおっしゃっている。
carbono(カルボーノ=炭素)である Lenine(レニーニ)らしい、感慨深いことば。



“Não cheguei sozinho”
このフレーズが詞に込められている、新譜 "Carbono" の1曲目を。
リリース時に行われたライヴより。
Lenine - Castanho





これまでもおびただしい化学変化を起こして我々を驚かせてくれたレニーニの、
これからの限りない化学変化もまた、すんごい楽しみなのです。






07 de outubro de 2015
LENINE “CARBONO”
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