FC2ブログ
          

スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Teatro Paiol(火薬庫の劇場)


Paraná(パラナ)州都・Curitiba(クリチーバ)市内にある、
Teatro Paiol(テアートゥロ・パイオウ=火薬庫の劇場)



cultura-arte.com より
2015.10.17_01 Teatro Paiol(火薬庫の劇場)



現在は劇場として、また観光スポットとして、クリチーバ市民に親しまれているこの円形の建物は、
1874年に建てられた軍事施設。
火薬・弾薬倉庫として、ブラジル陸軍に使われていた。

しかし、
時代が進むにつれ町が成長し人口も増えたため、町中に軍需品の倉庫があることが問題となり、
1917年、その役目を終えることになる。
その後は、市の書類の保管庫となったり、
道路の舗装化が進んだ ‘60年代には、アスファルト製造工場として再利用されたこともあったが、
放置されていた期間も長く、どんどん老朽化が進んでいった。

そんな折、、、
舞台演出家 Oraci Gemba(オラスィ・ジェンバ)氏から提案された、
“この火薬・弾薬庫を劇場にする”
というアイディアが、
建築家 Abrão Assad(アブラォン・アサーヂ)氏の設計で実現することになり、、、、、

建設から100年近くが経った1971年12月27日、
文化・観光スペースという新たな役目を背負って、劇場として再オープンした。

このときのクリチーバ市長は、
建築家であり都市計画家である、若き日の Jaime Lerner(ジャイミ・レルネル)氏。
のちに州知事や国際建築家連合の会長も歴任するジャイミ氏は、
次から次へと斬新なアイディアで “人間中心” の街づくりを進め、
なんの魅力もない一地方都市だったクリチーバ市を “計画都市の見本” と言われる街に生まれ変わらせ、
世界にその名を轟かせることになる。
このタイミングでジャイミ・レルネル氏が市長でなかったら、
元・火薬庫だったこの建物は、そのまま朽ちていたかもしれない。


guiaturismocuritiba.com より
2015.10.17_02 Teatro Paiol(火薬庫の劇場)



外側は火薬庫としての原型を残したまま、中は円形の劇場となっている。



megustacuritiba.com より
2015.10.17_03 Teatro Paiol(火薬庫の劇場)



1971年12月27日、このときのこけら落としが、
Toquinho(トッキーニョ)
Vinícius de Moraes(ヴィニースィウス・ヂ・モライス)
Marília Medalha(マリーリア・メダーリャ)
Trio Mocotó(トリオ・モコトー)
という、
あひっあひっ。。。その時そこに居たかった〜!
な、ライヴ。

ブラジル音楽の一時代を築いたこれら鬼才音楽家たちは、1杯のウイスキーでこの劇場に洗礼を施した。



gazeta do povo より
2015.10.17_04 Teatro Paiol(火薬庫の劇場)
その時の貴重な写真。
Vinícius de Moraes(ヴィニースィウス・ヂ・モライス)
Marília Medalha(マリーリア・メダーリャ)



トッキーニョとヴィニースィウス・ヂ・モライスの、
"Paiol de Pólvora”(パイオウ・ヂ・ポウヴォラ=火薬庫)は、
この劇場オープンを記念して、この時にクリチーバで書かれた曲。
オープン記念ライブ3日目のステージで、できたてほやほやのこの曲が演奏された。



Toquinho e Vinícius - Paiol de Pólvora





この劇場の正式なオープンは、このライヴから数ヶ月経った 1972年3月29日。

以降、
Gonzaguinha(ゴンザギーニャ)
Zezé Motta(ゼゼー・モッタ)
Djavan(ジャヴァン)
Nana Caymmi(ナナ・カイミ)
Hermeto Paschoal(エルメート・パスコアウ)
Elza Soares(エウザ・ソアーリス)
などなど、、、、、、そうそうたるミュージシャンたちがここでライブを繰り広げる。


私がこれまでこの劇場に観に行ったライヴは、choro(ショーロ)やサンバ・ジャズ系が圧倒的に多い。
“ほどよい小ささ” でアコースティックなライヴをじっくり堪能できる、大好きな劇場である。
しかも、市の文化事業部主催や共催のライヴが多いので、チケットがお安い。



夜11時すぎ、ライヴが終わって。
2015.10.17_05 Teatro Paiol(火薬庫の劇場)



クリチーバ市はまた、演劇が盛んな街。
毎年、Festival de Teatro de Curitiba(クリチーバ演劇祭)が行われる。
期間中は、大・中・小、屋内外、様々な会場で、お芝居やお芝居関連のイベントが開かれる。
この Teatro Paiol(テアートゥロ・パイオウ=火薬庫の劇場)も会場となる。


abtmblog.wordpress.com より
2015.10.17_06 Teatro Paiol(火薬庫の劇場)



歴史ある建造物を壊したり建て直すのではなく、なるべくその形を残したまま改修して、
その時代時代に合った用途で使い続けるのは、すてきなことだと思うのです。






Curitiba-PR
Teatro Paiol(火薬庫の劇場)
viagem・passeio 旅・散歩
tv・cultura テレビ・文化
música 音楽

>>> principal ホーム >>> introdução はじめに >>> categoria カテゴリー >>> viagem・passeio 旅・散歩 >>> curitiba-pr パラナ州都クリチーバ >>> Teatro Paiol(火薬庫の劇場)

>>> principal ホーム >>> introdução はじめに >>> categoria カテゴリー >>> tv・cultura テレビ・文化 >>> arte・cultura 芸術・文化 >>> Teatro Paiol(火薬庫の劇場)

>>> principal ホーム >>> introdução はじめに >>> categoria カテゴリー >>> música 音楽 >>> música brasileira ブラジル音楽 >>> Teatro Paiol(火薬庫の劇場)

>>> novidades 更新情報

>>> artigos 記事一覧

Utility

perfil プロフィール

TAMAGO

Author:TAMAGO
1999年より
ブラジルで暮らしている
日本人でございます。

Olá !

Sou japonesa,
moro aquí no Brasil
desde 1999.
Tem artigos que escrevi em português.
Ir para a página "artigos"

atenção ご注意

© 2009-2018 TAMAGO
All rights reserved.
Todos os direitos reservados.

日本ブログ村 海外生活 ブラジル情報

にほんブログ村 海外生活ブログ ブラジル情報へ
にほんブログ村

ランキング参加中につき
クリックしていただければ有り難き幸せにござりまする

follow me on twitter

Twitter にて
当ブログの更新情報を配信しております

link

こちらをクリック

o número de visitantes ご来客数




administração 管理人室

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。