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Rio 2016 心躍る!開会式の音楽:その1 Aquele Abraço


Cerimônia de Abertura Rio 2016
(2016 リオ・オリンピック開会式)

選手一人一人が抱えるはち切れそうな気持ちを丸ごと包んで歓待した、
ブラジルスピリットあふれるすばらしい開会セレモニー。

Go to Rio 2016 Cerimônia de Abertura 歓喜あふれる開会式

どんなパフォーマンスが展開されるのか。
と、同時に、
どなたがなにを歌うのか。演奏するのか。
ワクワク楽しみに待っていた!

知れば知るほど幅広く、
聴けば聴くほど奥深い、
ブラジルの音楽。

この開会式では、
MPB(ブラジルポピュラー音楽)スタンダードナンバーから、ラップ、
リオのファヴェーラ(スラム)で生まれた Funk Carioca(リオのファンク)まで、
場面場面で、印象的な演奏や共演を堪能することができた。

そしてもちろん、
“ブラジルと言えばボッサ・ノーヴァ” という、国外目線のイメージもちゃんと考慮していた。


Go to Rio 2016 心躍る!開会式の音楽:その2 飛行機の父と美とTom Jobim





2016年8月5日、夜8時。
世界が注目する一大イベントの幕開けに聴こえてきたのは、

Gilberto Gil(ジルベルト・ジル)の “Aquele Abraço”(アケリ・アブラッソ)!

開会式のどこかでこの曲を演奏してほしいな~と思っていたが、
オープニングに直球でズバッと来たので、初っ端からテンション上がる。



“Aquele Abraço”(アケリ・アブラッソ)が収録されている、"お宝" の詰まったアルバム
Gilberto Gil 1969
2016.08.18_01 Rio 2016 心躍る!開会式の音楽:その1 Aquele Abraço



リオを歌った名曲は数あれど、、、、、
“Aquele Abraço”(アケリ・アブラッソ=あの抱擁)は、

亡くなる ’80年代後半まで大人気を博し今日も愛され続けている派手派手衣装のテレビ司会者シャックリーニャ、
マラカナがホームのサッカーチーム・フラメンゴ、
ファヴェーラ(スラム)の美しい娘・・・・・・・

庶民の生活に根ざしたリオを歌っている。
両腕を大きく広げてリオを見下ろしているコルコバードのキリスト像のように、
リオごとギューっと抱きしめたい気持ちが弾けている、曲。

しかし、
一見(一聴?)シンプルでひたすら陽気なリオ賛歌のこのサンバには、
ブラジルの、重い時代の、社会背景が潜んでいる。

いわゆる “Anos de Chumbo”(アノス・ヂ・シュンボ=鉛の時代)
1968年初頭から1974年3月までを指す。
1964年から1985年まで続いた軍事独裁政権の中でも、最も抑圧的な時代だった。
言論や表現や報道の自由もなく、外国語も制限された、まさしく鉛の日々。

この曲 “Aquele Abraço”(アケリ・アブラッソ=あの抱擁)がリリースされた1969年は、
すでに、“Anos de Chumbo”(鉛の時代)の暗雲が垂れ込めていた。
抑圧的な軍事政権に反対を唱えていたジルベルト・ジルは軍ににらまれ、投獄され、
この曲のレコーディングをしたすぐ後にロンドンに亡命している。
曲を書いた時は、すでに軍との話し合いで国外追放が決まっており、
詞は、
亡命前に出身地の Bahia(バイーア)州都 Salvador(サウヴァドール)に帰郷する飛行機の中で、
紙ナプキンに書かれたもの。

ジルベルト・ジルに限らず、盟友カエターノ・ヴェローゾも、
他の才能あふれる多くの音楽家、芸術家や社会活動家、識者たちも、
軍事政権にとって "危険人物" とみなされるや、投獄や処刑されたり、国外追放された。

そういった背景があるため、
ただ単に、リオを、祖国ブラジルを、愛する曲ではなく、
自分の意思とは関係なくこの国を離れなければならなくなった、
言ってみれば “未然の郷愁” が炸裂している曲なのだ。

と、同時に、
軍事独裁政権に抵抗する闘いを象徴する曲、となっている。


この時すでに、カエターノ・ヴェローゾらとトロピカーリアの旋風も巻き起こしていたし、
その後も、枠にとらわれない様々な名曲を生み出していくジルベルト・ジルは、
のちに、’80年代後半頃から、音楽家と並行して政治家としての活動も始め、
故郷 Salvador(サウヴァドール)の市議会議員、
ルーラ前大統領の下では、Ministro da Cultura(文化大臣)を務めている。
時代は変わった。のか?本当に?


2016リオ五輪開幕を飾ったひたすら陽気なサンバ “Aquele Abraço”(アケリ・アブラッソ=あの抱擁)の、
そんな沈痛な背景を想うと、なお感慨深い。

オープニングビデオの中でこの曲を歌っていたのは、Luiz Melodia(ルイス・メロヂーア)
リオの映像とともに、始まりのワクワクを盛り上げた!

ちなみに、
御大ジルベルト・ジルは、開会式の後半で、
盟友カエターノ・ヴェローゾ、ダンス・ポップの歌姫・アニータとともに登場する。


ルイス・メロヂーアは、
’70年代から活躍する、地元リオのファヴェーラ(スラム)出身のシンガーソングライター。
MPB、サンバだけでなく、ロックやソウル、ブルーズテイストの曲も多い。
俳優でもある。



Wikipédia より
2016.08.18_02 Rio 2016 心躍る!開会式の音楽:その1 Aquele Abraço



"O Rio de Janeiro continua lindo
O Rio de Janeiro continua sendo"
(Rio de Janeiro はいつまでも美しい
 Rio de Janeiroはいつまでも Rio de Janeiro のまま)

で始まるシンプルなこのサンバはすでにスタンダードとなっており、
Tim Maia(チン・マイア)はじめ、多くのミュージシャンたちにカヴァーされ続けている。

が、ここではもちろん、1969年、亡命直前のジルベルト・ジルのオリジナルを。

このサンバは、
Dorival Caymmi(ドリヴァウ・カイーミ)、
João Gilberto(ジョァォン・ジウベルト)、
そして Caetano Veloso(カエターノ・ヴェローゾ)へ



Gilberto Gil - Aquele Abraço







18 de agosto de 2016
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